許可の更新期限を過ぎてしまったらどうなる?
許可の更新期限を過ぎてしまった場合は、更新ではなく、新規で許可を取り直すことになってしまいます。
新しい許可証ができるまでは、許可が切れてしまっている状態なので、500万円以上の工事(建築一式は1500万円または延べ面積150u以上)を受注できなくなります。
取引先との信用問題になりかねません。
さらに、新規で許可を取り直すデメリットは2点あります。
- 更新よりも申請時に払う県証紙代が高い(更新は5万円、新規は9万円)
- 経営業務の管理責任者や専任技術者の要件を満たしていることを証明する必要がある。(専任技術者の要件を実務経験で証明する場合はかなり大変です。)
今の許可番号は変わっちゃうの?
新規申請になるので、原則、許可番号は変わってしまいます。
が、群馬県知事許可の場合、要件を満たしていれば前の許可番号を引き継ぐことができます。
要件は、次の2つです。
1.許可が切れた日から3ヶ月以内に新規の許可申請をすること
2.決算変更届を含む、建設業法で規定する届出書を提出していること
この2つの要件を満たせていないと、許可番号は新しいものになってしまいます。
毎年の決算変更届をきちんと期限内に提出しているのであれば、すぐに許可申請をして許可番号を引き継ぎましょう。