有限会社H様(高崎市) 経営事項審査
高崎市の有限会社H様(業種・防水工事業)より経審のご依頼を頂き、本日群馬県庁に提出しました。
今期は大幅に利益を上げることができたので、前年よりも総合評定値が高くなる見通しです。
利益が出そうな場合、税金を払わなくても良いように、節税をして利益を圧縮する会社が多いのですが、経営事項審査を受ける会社(入札参加する会社)は、この方法はNGです。
決算書の内容は評定値に直接影響するからです。
決算書が悪ければ、評定値も悪くなります。
経審でいう、悪い決算書とは、赤字が重なり自己資本(純資産)が少ない、または債務超過、借金(銀行借入だけでなく役員からの借入金も含みます)が多い決算書のことをいいます。
良い決算書にするためには、黒字を出して、無借金経営に近づけることが重要なのですが、口で言うほど簡単なことではありません。
ですが、行きすぎた節税は、税金を減らすことはできても、決算書の質を下げ、公共工事の受注率を下げることになってしまいます。