高崎市の株式会社P様より業種追加申請のご依頼を頂き、本日群馬県庁に提出しました。
P様はこれまで建具の業種で許可を持っていましたが、新たに板金を追加したいとのことでご相談を頂きました。
専任技術者は国家資格を持っている方がいなかったので、「10年以上の実務経験」を自社で証明することになりました。
業種追加の際、自社で実務経験を証明する場合は、必ず今までに提出した「決算変更届」を確認してください。
追加する業種で工事を請け負っていたことが過去の決算変更届で確認できないと実務経験は認められないからです。
具体的には、「直前3年の工事施工金額」という書類の「その他の建設工事」欄に記載がない場合、その1年は、「許可を受けた業種の工事実績しかなかった」ということになってしまいます。
そのため、実務経験証明書を作成しても「決算変更届に記載がない」の一言で受け付けてもらえません。
P様の場合、これまでの板金工事の実績が建具の実績と分けて「その他の建設工事」欄にしっかりと記載されていたので、問題なく実務経験を証明することができました。
将来的に業種を追加したい場合、毎年の決算変更届は業種毎に実績を作成することがとても重要です。